信念や価値観は、セーフガーディングへのアプローチにどのような影響を与えるのでしょうか。
あなたが認識したリスクの深刻さをどう受け止め、それらのリスクを管理するためにどのような措置を取るかは、あなたが何を信じ、何を大切にしているかによって左右されます。
自分の信念と価値観との違いを理解していますか?
私たちの信念や価値観が何を意味するのか、私たちの理解を確認してみましょう。
信念 - これらは、私たちが真実であると信じることを表します: 
- 「正しい」のか「間違っている」のか。
- 「真実」なのか「偽」なのか。
例えば、スポーツに参加するのは楽しいことであるべきというのが「正しい」と思うのであれば、これは信念であり、あなたが「真実」であると信じていることです。
価値観 - これらはあなたにとって重要なものです。「他者をリスペクト」することは価値観です。あなたがこのことについて強く思うのであれば、それを守り、より重要視するでしょう。
信念や価値観が人生経験によってどのように形成されるのかを見ていきましょう。
自分の信念と価値観を理解する
以下に、さまざまな行動を説明する5つのステートメントが記されています。
各ステートメントを、最も深刻度が高い行動を上、最も深刻度が低い行動を下、と順番にしてみてください。
個人的な使用目的で職場から自宅に書類を持ち帰ること | 最も深刻度が高い |
悪天候の中、制限速度オーバーで運転すること | - |
深刻な家庭内暴力が隣人同士の間で発生したことを警察に報告しなかったこと | - |
物干し竿にかかった洗濯物を盗むこと | - |
友人たちと違法薬物を共用すること | 最も深刻度が低い |
これまでの人生経験、信念、価値観は、セーフガーディングに対するアプローチに影響を与えます。
私たちは皆、同じ信念や価値観を共有しているわけではありません。そのため、リスクの深刻度をどのように認識しそれに対処する行動を取るかは、人によって異なるでしょう。
これが、行動規範を策定することが重要である理由です。行動規範は、誰もが理解し同意する行動の共通基準を記述する方法を提供するからです。
行動規範についてさらに詳しく考えていきましょう。