救助者の安全

医療チームスタッフは、安全を確保してから負傷したプレーヤーのもとへ向かうようにします。SAFE アプローチとは:

  • Shout for help(大声で助けを求める)
  • Assess the scene(現場を評価する)
  • Free from danger(危険を回避する)
  • Evaluate the player(プレーヤーの状態を評価する)

フィールドオブプレーに入る時は、プレーヤーに付き添うことを自分の医療チームに伝え、競技役員にも知らせます。安全であるか、プレーが離れたところに移動しているか、試合が一時停止したかどうかなどを確認しましょう。安全性は、時と場所によって随時変化すること、外傷が起きた時に一回評価するだけでは把握できないことを理解しておくことが大切です。

ピッチ上にいる負傷したプレーヤーに付き添う際には、安全で目に付きやすい正しい衣服を身に着けることが大切です。目立つ色のビブスを身に着けると、競技役員が気がづきやすくなります。前もって両手に手袋を着けておくと、時間の節約になります。特に血液など体液の処置では、自身の保護にもなります。

CPRを行う際は、特にマウス・トゥ・マウスの人工呼吸には感染のリスクが伴います。

感染のリスクを防ぐ最善の方法は、顔面シールド、理想的にはポケットマスクを利用することです。ポケットマスクには、酸素吸入器を取り付けられる酸素インレットが装備されているため、呼気に含まれる16%より多くの酸素を傷病者に供給できるという利点もあります。

酸素インレット付きポケットマスクを使用した呼気吹込み