注意がそれる損傷

注意がそれる損傷とは、視覚的に劇的なケガで、脳損傷や頸部損傷、気道閉塞や呼吸の評価など、負傷したプレーヤーの人命救助を優先しなければならない場合に救助者の注意をそらすようなケガのことです。

スポーツにおいて特有な注意がそれる損傷とは、ひどく骨折し変形した手足や大量に出血している創傷などがあげられます。決して気を取られないようにして下さい。例えば、ひどく骨折した足のことだけにとらわれるのではなく、負傷者の全身状態を考慮してください。

出血は脳損傷など、他のより重症な損傷から注意をそらしてしまうことがある