重大な頚部損傷の可能性がある場合の管理方法

  1. 状況をコントロールする
  2. MILSでアプローチする
  3. DR ABC評価を行う
  4. 救助を呼ぶ
  5. 絶対に必要な場合以外は、動かさない(例:気道閉塞または呼吸をしていない)
  6. 保温して救助を待つ
  7. 再評価する

誰しもが非常に不安な状況ではありますが、重大な頸部損傷管理の優先事項は、他のどの緊急事態とも同じであり、DR ABCとMILSを行うことです。気道が確保できていて呼吸をしている場合は、動かす必要はありません。MILSにて頸部を固定し、救助が向かっていることを確認してください。気道が確保され呼吸をしていることは、それがなければ負傷者は死亡してしまいますので、最優先事項です。脊椎損傷の場合は、動かすべきではありません。しかしながら、気道確保と呼吸していることが確信できないときは、呼吸できるように動かさなくてはなりません。これを最も容易に行う方法は、緊急ロールを用いることです。