第3章―ラグビーにおける頭部外傷

この章の目的

  1. 脳振盪は重要視すべき損傷であることを強調する。
  2. 重篤な頭部損傷の兆候を認識する。
  3. 頭部と脊椎損傷の関連性を正しく理解する。
  4. 頭部損傷に対処する上での優先事項は、気道を確保し、頚部を保護することだと理解する。

序論

World Rugbyは、ここで取り上げる内容よりもはるかに詳細な脳振盪の管理について、別途モジュールを備えています。

脳振盪はラグビーにおいて比較的多く見られる症状ではありますが、重篤な頭部外傷が起きることは極めて稀です。しかし発生初期段階にプレーヤーに生じる症状としては、脳振盪と構造的な脳損傷の間に違いはほとんどありません。

World Rugby Player Welfareホームページの脳振盪モジュールは こちら