スクリーニングと検査の役割
日々行われる臨床スクリーニング
症状に関するアンケートに記入し、体温の検査を行うことで、60%の症例を特定することができます。
- 各協会、大会、クラブは、日々の症状を報告する方法を決めておく必要があり、家を出る前に行われることが望ましいでしょう。添付のサンプルを参照してください(付属文書1)。これは、Googleドキュメントやそれに準ずるオンラインポータルで配信することが最も効果的であると考えられます。
- 別の方法として、アプリを使って症状チェックができるものも数多く市販されています。
- 施設に入る前の体温チェック - 体温チェックは体に接触しない形で行われる必要があります(感染防止のため)。そして、使用する機器は製品の質が均一なものである必要があります。
- 熱や症状があるプレーヤーやプレーヤー以外のスタッフは、トレーニングに参加してはならず、施設にも入れません。このような人は、チームドクターまたはかかりつけの医師に連絡して、最善の処置をする必要があります。
PCR検査(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルスの存在を確認するためのテスト)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の急性感染症が疑われた場合、その人には鼻や喉から検体を採取するスワブテストが行われることがあります。検体は、ウイルスを培養し、その個人が感染しているかどうかを確認するために使用されます。次のことに注意してください:
- この検査は完璧ではなく、見逃されることもあります(偽陰性)。
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- 検査が陰性だったことで感染を見逃す可能性もあるため、検査が陰性でも症状があるプレーヤーは感染者として管理して扱われなければなりません。
- 陽性の結果が出た人は、自宅で隔離される必要があります 。
- 感染者の症状が出る2日前からの「濃厚接触者」(上記で定義)も検査する必要があります。
抗体検査 - これは血液検査です(ピンプリックテスト、または、静脈血より採取)
この検査は開発中で、ウイルスに曝露された個人の血液内に現れる抗体(ウイルスに対抗するために人体が生成するたんぱく質)の存在を測定することを目的としています。これらの検査により、以下のような人を特定できる可能性があります:
- ウイルスに曝露されていて、免疫がある可能性のある人。ただし、科学研究により断定される必要があります。
- ウイルスにまだ曝露されていない状態で、感染のリスクが高い人
- これらの検査はすべて科学的検証が条件であり、地域で検査を受けられるかどうか、そして、自分の地域の公衆衛生および/または政府当局の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策におけるこれらの検査の役割は、各地域によって異なります。各クラブは、この地域の方針に基づいて指導を受けてください。これらの検査の信頼性は現在調査中です。
- 将来的には、定期的検査(PCR検査と抗体検査の両方の可能性があります)が集団でのトレーニング、プレー、移動の一環として行われるようになる可能性が高いと考えられます。検査の利用を支持する証拠は急速に揃いつつあり、それに応じて、本文書も改めて更新されます。