コーチの行動規範

コーチングでは、高いレベルの誠実さ、品位、そして、能力を示していかなければなりません。コーチが自らの責任を理解し行動する必要性は、ラグビーにとって非常に重要であり、また、達成することだけでなく、楽しみや喜びのために参加するというキーコンセプトを守る必要性も同じく非常に重要です。

コーチとプレーヤーのやり取りに関する主要な原則は、次の通りです:

  • 権利 ― スポーツに参加するすべての個人の権利を尊重し、支持すること
  • 人間関係 ― コーチは、寛容さ、誠実さ、互いの信頼、そして、尊敬に基づいた関係をプレーヤーと築くこと
  • 責任 ― 個人としての基準 ― コーチとして、常に適切な行動や振る舞いを示すこと
  • 責任 ― プロフェッショナルな基準 ― プレーヤーの利益を最大化し、リスクを最小化するために、コーチは、資格、そして、安全で最新かつ正しい練習を保証する継続的な研修への参加を通じて、高いレベルの能力を取得していること
  • 勝つことがすべてではない ― 参加すること、そして、自分の能力を最大限に発揮できることの楽しさをプレーヤーに教えること。プレーヤー一人ひとりが自分の可能性を最大限に発揮できるよう促すこと
  • 子どもがミスをしたり、試合に負けたりしても、罵倒したり、怒鳴ったり、批判したり、嘲笑したりしないこと。プレーヤーを困らせたり、屈辱を与えたり、貶めたりすることで、自尊心を失わせるようなことをしないこと
  • ほめたり、肯定的なフィードバックを行ったり、建設的な批評をしたりすることで、プレーヤーのモチベーションを高めること
  • 計画性を持つ ― シーズンごとの計画を立て、各セッションの指導プランを作成し、適切な道具を用意すること。とりわけ、プレーヤー、親(保護者)、同僚であるコーチとコミュニケーションをとり、期待値を定めておくこと
  • プレーヤーがラグビーの競技規則を理解し、対戦相手、チームメイト、コーチ、審判をリスペクトするようにすること
  • スタッフの判断や誠実さを疑わないこと
  • プレーヤーと親(保護者)の行動が適切で、ラグビーの精神に沿ったものであるようにすること
  • 試合中は、マッチオフィシャルの明確な指示がある場合を除いて、競技区域(ピッチ)に入らないこと。