プレーの環境

プレーヤーがより楽しみながらケガのリスクを減らすには、プレー環境がRugby Readyであることも大切です。トレーニングまたはプレーの前には以下の環境に関する項目についてチェックを行う必要があります。

競技場

施設は、適切な大きさで、観客や車両が競技区域から十分に離れた場所にあること。周辺にフェンスや囲いがある場合、タッチラインから安全な距離に離れ、適切なパッドで覆われているようにしてください。

グラウンドの表面

グラウンドの表面は平らで、穴がなく、適切に照明が当たること。水浸しだったり、滑りやすかったり、固過ぎたりしてはいけません。グラウンドの表面が過度に固いと、怪我、特に頭部の怪我の危険が高くなります。スプリンクラーの先端部や割れたガラス、がらくた、石などが、グラウンド表面にあってはいけません。

プレー用の器具

器具はプレーヤーの年齢と経験を考慮し適切であるものを使用してください。重要なチェックポイントは以下の通りです:ゴールポストには、適切なパッドが取り付けられていること。スクラムマシン、タックルおよびラッキングバッグが良好な状態であり、手入れが行き届いていること。コーナーフラッグは、適切な場所に置かれ、衝突に対し柔軟性があるものにしてください。

天候

異常気象によって、熱中症、脱水症、低体温症が引き起こされることがあります。プレーヤーは適切で十分な服装を心がけてください。例:雨天、降雪で気温が低いときは、トレーニング中および試合の前後に防水加工を施した衣服を着用する、など。交替プレーヤー、負傷したプレーヤーは、防水加工を施した保温性のある衣服を着用するようにしてください。