プレーヤー中心
プレーヤー – (あるいは学習者 - )中心のコーチには、以下のような特徴があります:
ゲームを通したコーチング
プレーヤーが理解したり意思決定をしたりする力を助けるためのゲームを使います。「ホールパート法」を用いて、条件付きや対戦型のゲームでセッションを始め、うまくできなかった特定のスキルがあれば途中でそれに取り組んで、最後にゲームに戻ることもあるでしょう。このようなコーチは、カオスやプレーヤーのミスを恐れません。逆にそのことが、プレーヤー達に失敗を恐れるのではなく自分を表現する自信を与えます。
理解のための問いかけ
プレーヤーが理解しているかどうかを常に確認します。確認は、身体を使った、あるいは、口頭での問いかけによって行うことができます。口頭での問いかけは、長くなり過ぎないように気を付けます。このようなコーチは、耳を傾けることにも時間を割きます。
学習者のニーズ/個人の学び
セッションや練習は、プレーヤーのニーズに沿って計画されたり修正されたりします。より上手なプレーヤーがより難易度の高い動きに挑戦し、そうでないプレーヤーはシンプルな動きができるよう、練習内容に差を加えることもしばしばあります。
成長重視
プレーヤー中心のコーチは、長期的な視点を持って、結果よりも成長を重んじます。勝つことももちろん大切ですが、このタイプのコーチの一番の関心事は、個人とチームの成長です。
民主的なリーダーシップ
他のスタッフや中心的存在のプレーヤーでリーダーシップグループを作ります。戦略や戦術は、そのグループ全体で同意された進め方によってコンセンサスをもって決定されます。コーチ自身がそのプロセスを左右することもあります。このようなコーチは、非常にオープンマインドです。
干渉しないアプローチ
一歩引いて、プレーヤーに自分を表現させます。インタラクティブな方法を用い、フィードバックをする前にパフォーマンスを観察・分析する時間をとります。
暗示的・インフォーマル
このタイプのコーチは、コーチングの伝達手段としてゲームを使います。条件を付けたゲームを行う副産物こそが、学習なのです。